小夏とカブ 初夏のサラダ
小夏 というくだものをご存知ですか?
みんなのよく知っているみかんよりも一回り大きく、
伊予柑よりもこぶりな、
主に高知県で栽培されている柑橘とのこと。
面白いのは、この子、
外皮をむくときに、
ふわふわした白いワタ状の皮を残しておいたほうが美味しい、
ということ。
ほのかに甘く、果実と一緒に食べると
酸味を包んでより旨みが増える、という
おもしろい特徴があります。
ちなみに、小玉なものほど房がやわらかくて味が濃いんですって。
この、小夏のさわやかな味と香りは、
ほんとうに夏のはじめにぴったり。
じめじめした季節にきもちを爽やかにしてくれるような
箸休め。
日本が誇るハーブ「青紫蘇」と一緒に。
素材は和風だけど、
パンや白ワインの食卓にも合いますよ。
<材料>(4人分)
・小夏 1/2個
・小夏の果汁 1/2個分
・かぶ 2玉
・塩 小さじ1
・青紫蘇 15枚
・太白ごま油(無色透明のごま油)大さじ1〜2
<つくりかた>
1.カブの皮をむきタテに4つ割りにし、2mm程度に薄切りにして
全体に塩を振って10分程おき、しんなりさせる。
2.小夏を1/2にし、1/2個分は果汁をしぼり、残りの1/2個の外皮をむく。
このとき、ふわふわの白い甘皮を十分にのこす。
種を除き、カブと同じくらいの大きさに薄切りにし、カブとあわせておく。
3.青紫蘇を糸状に千切りにする。「1」の果汁と太白ごま油をよく混ぜ、
「2」に紫蘇と一緒に加えて和える。
塩気が足りないようなら少々足し、細切りにした小夏の外皮を飾って完成。